最悪の雪

2016年1月18日朝。
それは前日から予報で分かっていたのですが、降雪量が大したことなく、やや早めに家を出たにもかかわらず…。
通常5分かからない停車駅に1時間近く所要。そしてつり革ゾーンにいたはずが、流され始め3.5列のなった立ちゾーンにどんぶらこ。網棚のカバンとは遠く離れ、徐々に体勢はイナバウアー。筋肉は限界、ふくらはぎも悲鳴を上げ、2時間(いつもなら20分)経過でギブアップ。だが出るのも離れ業。ドア近くで乗車の連中にスクラム攻撃をかけられ、よもやの逆流だ。ここで周りのフォローで脱出に無事成功。心に余裕が出来たか、「一旦コーヒーでも」と改札出口に向かうと、一面入場制限の人人人。もう戻れないのを察知したのであります。ここも尋常でない人の数で自動改札は全台解放モード。

そこから流浪の旅の始まり始まり。歩いていると雪解けの池が行く手を阻み、靴の中は異次元の世界に。カフェはどこも満員御礼ということで、しばしビルの中で暖をとりJR振替作戦開始。なぜかJRがすいすいと走る中、私鉄連絡駅でまた乗り換え。するとこの線もかなりのラッシュ。ここで悟ったのはドアゾーン、しかも、どまんなかにポジショニングするのが意外と流されず、かつ安定感もあるという事実。

渋谷までの50分ほどを歯を食いしばりクリア。この段階で家を出て既に5時間経過。
広島あたりまで行けたはず!と自問自答の自虐状態。
晩自宅に戻ると、なぜか全身が笑っていたのであります。